2009年1月アーカイブ

Combining Small Biases into Powerful Money Making Strategies

上記は原著の副題。

日本語に訳すと「小さなバイアス(複数)を結合して、儲かる強力な戦略にする」といったところ。

多数の手法が紹介されている。

それぞれについて、巻末にEasyLanguageのコードが掲載されている。

条件が明確に記述されているので、自分で他のプラットフォーム(Trade SignalやTrade Stadium)に移植するときの参考になる。


目次

監修者まえがき
まえがき
序文
謝辞
本書のトレーディングシステムとスタディについて
第1章 裁量トレードの問題点
第2章 賭博というゲームを理解する
第3章 なぜ裁量トレードはうまくいかないのか
第4章 小さなバイアスに目を向けよう
第5章 n日間移動平均に基づくトレード
第6章 適正な最適化に向けた4つの原則
第7章 2日移動平均と5日移動平均に基づく逆張りトレード
第8章 過去50日間の最安値(最高値)日のあとの逆張りトレード
第9章 3つのルールの統合
第10章 過去n日間の平均レンジに基づくトレード
第11章 過去15日間の高値・安値の平均値に基づくトレード
第12章 5つのルールの統合
第13章 5つのルールのいろいろな組み合わせ
第14章 前日と過去2日間の陰陽線に基づく逆張りトレード
第15章 カップとキャップ
第16章 3日間のレンジの20%という支持線・抵抗線に基づくトレード
第17章 8つのルールの統合
第18章 ストップ注文による仕掛け
第19章 指値注文による仕掛け
第20章 損切り注文について
第21章 利益目標――2回目の新高値や新安値で手仕舞う
第22章 2回の高値や安値で手仕舞う
第23章 最適化、マーケットの変動、処女データについて
第24章 いろいろな変数の最適化
第25章 特定セクターのトレード
第26章 株価指数のTDWバイアス
第27章 株価指数のTDMバイアス
第28章 株価指数の月バイアス
第29章 株価指数のバイアス――TDWとTDMと8つのルールの統合
第30章 S&P500とダウ平均の関係を利用したトレード
第31章 30分・60分・135分足トレード
第32章 20日間のレンジに基づく大豆のトレード
第33章 株価指数のブレイクアウト手法
第34章 12:30に仕掛ける5分足トレード
第35章 株価指数の5分足トレード
第36章 行きすぎの反動――5日順行後の逆張りトレード
第37章 3日目の逆張りトレード
第38章 過去n日のブレイクアウト手法
第39章 よく知られたトレード指標1――RSI
第40章 よく知られたトレード指標2――リバーサルデイ
第41章 いろいろなトレード手法
第42章 6番目のルールとそれらの統合
第43章 5本の日足によるトレードルールの統合
第44章 6つのルールと5本の日足による統合
第45章 何がメカニカルなトレードなのだろうか
第46章 メカニカルなトレードを100%実行しなさい
第47章 最後に

付録 トレードステーションの参考コード

 

題名:株価指数先物必勝システム
原題:Beating the Financial Futures Market:
Combining Small Biases into Powerful Money Making Strategies
出版社:パンローリング
出版日:2008年04月
定価:6090円(税込)

ラリー・ウィリアムズの書いた本の中では比較的値段が手頃で入手しやすい。

トレードステーションの検証レポートのような表が多数掲載されている。

初めて読んだときは、どのような方法でリサーチしたか不思議だった。

オープニング・レンジ・ブレイクアウトやプライス・パターンについても書かれている。

より詳細な情報は、ラリー・ウィリアムズの他の著作や、トビー・クレイベルの著作で。

短期売買についてのトビー・クレイベルのリサーチ結果は、Technical Analysis of STOCKS & COMMODITIES Magazine のWebサイトからPDFで購入可能。

日本の読者へ

訳者まえがき

第1章 取引を始める前に

第2章 なぜ損をするのか

第3章 移動平均は役に立つのか

第4章 予測という芸術

第5章 株価指数先物一トレーダーの夢が叶う

第6章 利益をもたらす値動きのパターン

第7章 ウィークリー売買シグナル

第8章 日計りの技巧一道具立て、技術、そして利益をあげるシステム

第9章 空極のオシレーター

第10章 ゼロ・バランス

第11章 アキュミュレーションとディストリビューション

第12章 ニューヨーク株式市場におけるTRIN

第13章 シーズナル表を用いたスプレッド取引

第14章 オプション取引

第15章 マネー・マネジメント

第16章 発注の仕方第17章 

終わりに

附録 投資に関する参考文献

 

題名:ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法
原題:The Definitive Guide to Futures Trading
出版社: 日本経済新聞社
出版日:1996年12月
価格:3780円(税込)

マネーマスターズ列伝

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同じ出版社から出ていた「ファンド・マネージャー」と「新ファンド・マネージャー」を1冊にまとめたもの。まとめるにあたって、何人かの投資家が漏れたのはチョッと残念。通して読むことで、1929年の大恐慌から現代までのマーケットの歴史を知ることもできます。

目次

日本の読者へ
はじめに
1 T・ロウ・プライス - ミスター成長株 
2 ウォーレン・バフェット - 企業のパーシャル・オーナー
3 ジョン・テンプルトン - 成長株グローバル投資のパイオニア
4 リチャード・レインウォーター - 環境変化を先取り
5 ポール・キャボット - 事実に立ち向かう
6 フィリップ・フィッシャー - ハイテク株を超長期投資
7 ベンジャミン・グレアム - 数量化に徹す
8 マーク・ライトバウン - 足で稼いだ新興国投資
9 ジョン・ネフ - 計画的バーゲンハンター
10 ジュリアン・ロバートソン - バリュー株投資の女王バチ
11 ジム・ロジャース - クールな出稼ぎ人
12 ジョージ・ソロス - マクロゲームに賭ける
13 フィリップ・キャレー - 小型株ひとすじ
14 マイケル・スタインハート - 戦略的トレーダー
15 ラルフ・ワンガー - シマウマに倣う
16 ロバート・ウィルソン - ロープなしの軽業師
17 ピーター・リンチ - 容赦ない株ハンター
18 マネーマスターズから学ぶ投資戦略
エピローグ----ミダス王を越えて

巻末付録 1金融経済学における「非線形思考」の概観 - 抜粋
巻末付録 2『フィデリティ - 史上最強の投信王国』書評
訳者あとがき


原題:The Money Masters of Our Time
著者:ジョン・トレイン
出版社:日本経済新聞出版社
発売日:2001年11月
価格:2520円 (税込)


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